おできが膿んで痛いとき、陥入爪や巻き爪で痛いときは御相談ください。美容治療については事前にお電話ください。本院・かもがわクリニック天六の美容治療のご案内も可能です。

対象疾患について

粉瘤(アテローマ) おでき

粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に発生する良性の腫瘍で、角質や皮脂が溜まってできる嚢胞です。皮膚の下に小さな丸いしこりができることで見つかることが多いようです。しこりは通常、ゆっくりと成長し、痛みはほとんどありませんが、感染すると赤く腫れて痛みを伴うことがあります。また、膿が出る場合もあります。
粉瘤は、皮膚の毛穴や汗腺の詰まりによって起こることが多く、皮膚の傷や摩擦やホルモンの影響などが関与することもあります。遺伝的な要素も考えられており、家族に同様の症状がある場合は、粉瘤ができやすい傾向があります。
治療法は外科的な切除が一般的です。小さな粉瘤であれば、局所麻酔を使用して簡単に取り除くことができます。感染が疑われる場合や再発を防ぐためには、嚢胞全体を取り除くことが重要です。自分で粉瘤を潰すことは避け、かもがわクリニック天六、都島駅前クリニックを受診してください。

わきが 腋臭症

わきが(腋臭症)とわきの多汗症(腋窩多汗症)は異なる症状です。わきがは、アポクリン腺から分泌される汗が皮膚の常在菌によって分解されることで発生する強い体臭を特徴とします。主な症状は、腋の下からの強い臭いや衣服の黄ばみです。一方、わきの多汗症は、エクリン腺からの過剰な発汗が特徴で、臭いはそれほど強くありませんが、日常生活に支障をきたすほどの大量の汗が分泌されます。
わきがの対策としては、清潔を保つために頻繁にシャワーを浴びること、デオドラント製品を使用すること、通気性の良い衣服を選ぶことが効果的です。治療法には、アポクリン腺の手術的な除去があります。効果が高く、根治が期待できます。手術後の回復期間が必要ですが、保険が適用されます。一方、電磁波を使用してアポクリン腺を破壊する治療法としてミラドライがあります。効果に個人差があり、高額で保険適用外です。当院(都島駅前クリニック、かもがわクリニック)では保険適応治療のみ行っています。
わきの多汗症(腋窩多汗症)の対策としては、制汗剤の使用、吸水性の高い衣類の着用、汗取りパッドの使用などが挙げられます。治療法としては、ボトックス注射による発汗の抑制や、エクリン腺を対象とした手術があります。腋窩多汗症の治療法には、制汗剤の使用、ボトックス注射による発汗抑制、エクリン腺を除去する手術があります。これらの方法は発汗を減少させ、日常生活の質を向上させる効果があります。また保険適用の外用薬として、エクロックゲル(一般名:ソフリクロール)があります。このゲルは、エクリン腺の活動を抑制することで汗の分泌を減少させる効果があります。エクロックゲルは、主に軽度から中等度の腋窩多汗症に対して処方され、医師の指導のもとで使用されます。通常、1日1回、患部に適量を塗布し、継続的に使用することで効果が期待されます。

皮膚癌の検査

皮膚癌は、皮膚の細胞が異常に増殖することで発生する癌です。基底細胞癌、扁平上皮癌、悪性黒色腫などが主なものです。基底細胞癌と扁平上皮癌は日光の紫外線が主な原因とされ、特に顔や首など日光に曝されやすい部分に発生しやすいと言われています。悪性黒色腫はメラノサイトと呼ばれる色素細胞から発生し、早期に発見されなければ他の臓器に転移する危険性が高い極めて悪性度の高い癌です。
皮膚癌の特徴としては、形状や色が不規則なほくろや、治りにくい傷、急に変化する皮膚の斑点などが挙げられます。特に、悪性黒色腫は非対称形状、境界の不明瞭さ、色調の不均一性、直径の急速拡大といった特徴が見られます。
検査方法としては、まず視覚的な診察が行われます。ダーモスコピーを使用して皮膚の詳細な形状を観察します。異常が疑われる部位については確定診断する目的で、病理組織学的検査を行います。かもがわクリニック天六、都島駅前クリニックでは毎月60例以上の病理検査を実施しており、更に詳しい検査や治療が必要となった場合には、ご希望の総合病院へ紹介状を持参して受診していただいています。

巻き爪・陥入爪

陥入爪(かんにゅうそう)は、爪の端が皮膚に食い込むことで生じる状態で、特に足の親指によく見られます。初期の症状としては、爪の周りの皮膚が赤く腫れ、痛みを伴うことが多いです。進行すると、感染が起こり、膿がたまることもあります。側爪郭(爪の両サイド)部で爪が皮膚に突き刺さっていることが原因と考えられます。
治療法としては、軽度の場合、爪の切り方を改善することや、足の爪をまっすぐに切ることが推奨されます。重度の場合、医師による処置が必要となり、爪の端を持ち上げて正しい位置に固定する方法、部分的に食い込んだ爪を除去する方法、フェノール法があります。再発防止のためには、適切な靴の選択や定期的な爪のケアが重要です。特に糖尿病患者など、感染症のリスクが高い人は早めの医療機関受診が推奨されます。当院では毎月10例以上の方にフェノール法を実施しています。

都島区 都島駅前クリニック・北区天六 かもがわクリニック

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